アーモンド

 アーモンドの果実が色づき始めています。生のアーモンドの実、ご覧になったことはありますか? 今なら、駐車場の奥でご覧いただけますので、ちょっと奥へ入ってみてください。近くにはキンカン、ナツミカンやカキ、ナツメも生っているのです。 

 何年も額田に居ながらも、果樹があるのはご存じない方は多いのでしょう。何はどこに植えてあるのかが分かるようにと思って、待合室に植栽図を置いているのですが・・・「エッ,そんなのあったの?」というところでしょうか。
“百聞は一見に及かず” と言いますから、これを機に是非お近くでご覧下さい。


アーモンドはバラ科モモ属(旧分類ではサクラ属)の落葉高木です。この仲間にはアンズ、ウメ、モモ、スモモ、ユスラウメなどがあります。

 花はサクラに似ていますが、モモに近い植物のようです。けれども、モモのように果肉は発達しません。
 

 

 

咲き始めはサクラに似ています。

 

 

やがて受粉すると、受粉前と後では違いがはっきり分かるようになります。

 7月になると果実は脹らみ、扁桃形実をつけます。 「ア-モンドの実がなってますよ」と言っても、そのまま食べられるのではありません。
未だ堅く、9月に入ると、果肉が割れ始め、完熟すれば落下しだすので、採取可能になるのです。枝についているのを,揺すって落とせば効率が良さそうですが、完熟の物を採ることが出来るのは、落下を待つのです。

“待てば獲物は駆けてくる ♪♪♪”・・・・・のように。

(とは言っても、其れでは効率が悪いので業者はそんなに待たず、9月に入ると木を揺すって落下させるそうです) 

 そうして拾い集めても、口に入れられるのは未だ未だ・・・。2週間ほど、放置しておけば、果肉は外れやすくなっているので、取り除き水洗いしてから、ネットに入れて2週間ほど陰干しすれば、生食可能となります。

 そして、堅い外殻を取り除いて、 梅干しの天神様と言われる“仁”の状態となってなって、漸く口に出来るようになるのです。


アーモンドにはスイートアーモンドとビターアーモンドがありますが、食用となるのはスイートアーモンド(甘扁桃仁)です。
ビターアーモンドは(苦扁桃仁)、薬用やオイルの原料になっています。

 

口に入れられるまでは、何であれ手間を惜しんではおれません。

 最近、「アーモンド効果」というネーミングの飲料があります。コマーシャルでは「飲んどこうか?」というコピ-で流れています。キャッチコピーにつられて、ついつい「飲んでみようか」と買ってみました。


そういえばエドガ-・ケイシ-の本にも載っていたなぁと思い出し、棚の奥深く入れたままの本を探しました。

リーディングでは、次のように述べています。


 ・(1168-31)「日に2,3箇のアーモンドを食べる人は、決して癌を恐れる必要

        は無い。

 ・(3180-3) 「もし、毎日1箇のアーモンドを食べ続けるならば、決して身体

        のどこにも腫瘍やその類のものを築き上げない。日に1箇のアー 

        モンドは、リンゴよりももっと遙かに医者知らずにする。特にあ

        る科の医者には用事がなくなる」(3180-3)

そしてこうも言っています。

「人間は自分の日頃の想いと食べたものによってできている」と。

 

 現代の私たちの多くは生活習慣病を抱えていますが、アーモンドに含まれるビタミンEには、活性酸素を除去する作用や血管を健やかに保つ作用があり、皮の部分に含まれるポリフェロールと、ビタミンンEを一緒に摂取することで抗酸化作用が高まることなどを、ケイシーのリーディングは示唆しているのでしょう。


エドガー・ケイシ-って誰?という方はこちら(http://www.eccj.ne.jp/?ec01)をご覧下さい。

 

ア-モンドの薄皮に含まれているフラボノイド類には抗酸化作用があるので、からだの酸化抑制になり、細胞を傷つける活性酸素から守ってくれます。
アンチエイジングになるなら、私にはピッタリ!!です。

 ならば、早速摂り入れなくては!!  飲み物は、手作りでも作れそうです。
ア-モンドの“仁”を皮のついたまま一晩水に浸け、牛乳か豆乳を加えてミキサ-で粉砕して漉せば、それらしくはなるでしょうが、いざ作ってみようとすれば、材料のア-モンドは市販品を購入しなくては間に合いません。結構高く付きそうで、 安全なものを摂るか、経済を考えるか・・・ハムレットの心境です。

 

アーモンドは「若返りのビタミン」と云われるビタミンEが豊富なので、毎日数粒づつおやつ代わりに摂る事で、老化予防になります。エドガ-・ケイシーのリーディングに依れば、一日量は2,3箇で良さそうですから、これが最も簡単な方法です。

 

またアーモンドオイルは古くからマッサージオイルとして使われており、含有のビタミンEには、 保湿作用や抗炎症作用が期待でき、手作りコスメの材として使えます。
 夏休みで、まもなく来る孫達と、アーモンドオイルをベースにしたラベンダー、カレンヂュラ(キンセンカ)の侵出液で、クリーム作りの計画・・・

デモ、ちょっと待った。アーモンドオイルを加熱すると劣化しやすかったのではないかしら。ならば使うのは別のオイルにしなくては!

 

お手軽な夏休みの予定です。作り方はこちらから。
 

学 名: Prunus dulcis
科 名; バラ科
英 名: almond
和 名: 甘扁桃仁、苦扁桃仁
原産地:中央アジアから南西アジア一帯。
利用部位:種子(仁)
効 用:■ある主成分のオレイン酸・リノール酸等の不飽和脂肪酸はコレステロール

     の減少や血栓予防効果

   ■ビタミンEの活性酸素の除去作用。生活習慣病の予防に。

   ■ゴボウのおよそ2倍の繊維質を含有・・・便秘解消、デトックス効果

   ■カリフォルニア州の「Health Research and Studies Center」は、血中

    のコレステロール値を下げると研究発表 。

 

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