ハンゲショウ Saururus chinensis  ドクダミ科

 本州、四国、九州、沖縄に自生しており、日向を好みます。稀に水辺の湿地帯に生える多年草です。初夏に花を咲かせ上の方の葉、1~3枚ほどに白斑が出ます。和名はカタシログサと言います。生薬名は三白草(さんぱくそう)といいますが、草の様を言い表したのでしょう。全草に独特の臭気がありますが、草の精油成分によるものです。

 

利 用 ⇒ 開花期に全草を採り、水洗いした後、日干しします。

利用法 ⇒ ・利尿に・・・1日量10~15gを、水600ccで1/3量になるまで煎じて、服用

      ・腫れ物に・・・軽く一握りを水400~600ccで、1/3量にまで煎じた煎液で

           患部を洗います。

           又、生の葉に少量の食塩を加えてつぶし、それを患部に当て

           ます。

成 分⇒ メチルノニールケトン、フラボノイドのクエルセチン、クエルシトリン